落語のあれこれ

落語家の階級 二つ目 

前座を何年か務めて、師匠から認められ協会の承諾を得ると「二つ目」に昇進。

名前の由来は、「前座の次に高座に上がる」、いわゆる二番目に高座に上がることをさして二つ目と呼んでいます。

前座時代は、寄席の裏方としてあくせく働きながら、師匠に稽古を付けてもらい、最低でも2,30個の噺を覚えます。

二つ目と前座の違い

二つ目に昇進すると、前座時代と違い、毎日寄席に行かなくてもいいし、寄席へ行くときは、自分の出番があるときだけになります。

とはいえ、師匠によっては前座時代と同じように寄席に通って、落語漬けの生活をするように指導する師匠もいるようです。

真打になった時よりも二つ目に昇進した時のほうが嬉しかったという落語家さんもいます。

前座時代は、とにかく寄席での仕事がありながら、サラリーマンのように給料が保証されている訳ではなく、ひたすら修行の日々となります。

二つ目になると高座にあがると、割といって入場者数に応じて出演料がもらえます。ほんの数千円ですが。

だからこれだけでは生活ができません。そのため、師匠の落語会に一緒に出してもらったりしながら食いつないでいくんです。

前座と違い、落語家として認められますが、だれもが安定した生活ができるわけではありません。

落語家と認められてもまだまだ修行が続きます。

二つ目の期間はどのくらいなのか

二つ目から真打になるには5年から10年くらいかかります。

真打になるまでに、新しい噺を覚えたり、違う師匠のところで稽古を付けてもらったりしながら毎日が修行です。

落語以外にも歌舞伎や演劇を鑑賞したりする二つ目さんもいます。

寄席以外のところでも、どんどん落語を演じて腕を磨きます。

少しづつ認知されてくるとテレビやラジオの仕事も増えてきます。

こういった仕事をしながら寄席に出て落語を演じます。

とにかく落語の事を考えて、ひらすら芸を磨きあげていく期間なんです。

最近はイケメンと言われている二つ目さんが多く、若い女性にも人気があります。

がんばれ!二つ目さん!

落語家の階級 見習いと前座

落語の世界にもサラリーマン同様に年数と実績に応じて、階級があがります。

まず、落語家になるためには、弟子入りする必要があります。

テレビでみるお笑い芸人さんは、プロダクションに所属したり、養成所のようなところで勉強しますが、落語家さんは違うんです。

また弟子を持てるようになるには、真打の落語家さんだけなんです。

弟子になるにも一応年齢制限があるようで落語協会は30歳までとなっているようです。

それでは、落語家の第一歩、見習いと前座さんについて調べてみましたので、ご興味あればお付き合い下さい。

前座になるには

落語家さんになるには、弟子入りして修行の日々が続きます。

まず、弟子入りを許可されると「見習い」になります。

この時点で、落語家さんになるためにスタート地点にたったわけではありません。

弟子入りすると、毎日師匠の所へ出向き、様々な用をこなします。

以前は、半年から一年間程度、師匠のところに住み込みで身の回りの世話をしながら、稽古をつけてもらい前座になりました。

最近は、自宅から師匠のところに通いながら身の回りの事や着物のたたみ方や稽古をしながら修行します。

また、独演会などにカバン持ちとして師匠のお供をしたり、着物のたたみ方を覚えたり、太鼓を叩く練習をしたり、落語を聞いたりします。

半年から一年くらいで師匠から許可がおりてやっと名前を頂けます。

これで晴れて前座になれます。

師匠のところに入門して半年から一年くらいの期間は「見習い」なんです。

前座は何をするの

晴れて、前座になるとさらに大忙しの毎日の連続です。

前座になると寄席への出入りを許可されます。見習いのうちは寄席の楽屋に出入りできないんです。

前座さんは寄席でどんな仕事をしているのでしょうか。

前座になっら寄席で様々な仕事が待ち受けています。

毎日、寄席に行っても高座に上がれるわけではありません。

開演前から準備をして、師匠方を迎えて、お茶を運んだり、出番を終えた師匠たちの帰り支度をしたり、出囃子の太鼓を叩いたり、その間にこっそりと師匠たちの落語を聞きながら勉強もしています。

とはいえ、前座なりたての頃は、楽屋での仕事をこなすだけで精一杯です。

落語の稽古は、師匠から教わります。

稽古はどこでどうやるのか

前座の身の間は師匠に稽古をつけてもらいますが、以前は「三遍稽古(さんべんげいこ)」といって師匠が同じ話を三回行ってそれを覚えて、師匠の前で落語を演じて、あれこれと修正し許可が下りると、高座で演じることが許可されます。

最近は、CDを渡されて覚えたら師匠の前で演じたり、ICレコーダを使って録音しそれを聞き覚える方法もあります。

どちらにしても、何度も稽古をして師匠から許可をもらうと高座にかけられます(高座で落語を演じること)。

前座の落語は入場料(木戸銭)に含まれていない!?

寄席の一番はじめ、開口一番で高座に上がれます。この前座さんの落語は入場料(木戸銭)には含まれていません。

だからプログラムにも載っていません。つまらなくても料金を頂いていないので、黙って聞いてあげましょう。

いつしか有名で独演会のチケットが取れない落語家さんに化けるかもしれません。

みんなで成長を見守りましょう。

前座にのランクがある

さて、前座にも見習の前座とベテランの前座がいます。

ベテランの前座を立前座といいます。

ベテランと言っても前座のキャリアが長いだけで落語が上手とか年齢は関係ありません。

立前座さんはなんでもこなせますが、帳面に本日公演する演目を出演順に書き込みます。

出演する落語家さんは事前にわかっていますが、どんな噺をするかわからないのです。

だから高座に上がって話し始めて、演目を聴きながら帳面に書き込みます。

その帳面を次に高座に上がる師匠たちに見せるのです。

師匠たちは帳面に書かれた演目を見てから今日の噺を決めるのです。

自分よりも前に高座に上がった噺と被らないようにするためです。

極稀に、どんな噺かわからず高座を降りてきてから師匠に駆け寄り、演目を聞くこともあるようです。

大抵は下座さん(出囃子の三味線を担当されている方)に聞けばわかるようですが、こういうこともあるようです。

いまは前座さんが2,3名いるので、師匠を出迎えたり太鼓を叩いたり、自分の高座を務めたりできますが、数十年前は前座が一人しかいない時もあったそうです。

太鼓を叩きながら緞帳の上げ下げやら、色物などの演者が出ているときは、演じ手に合わせて太鼓を叩かなければならない時もあったそうです。

ひどい時は、前座さんが居なくて、二つ目の方が前座さんの仕事をこなしていたことも。

毎日が修行の日々ですね。

前座はどのくらいの期間なのか

前座は2年から5年くらい勤めます。寄席に出られるようになり、また師匠の独演会などで前座を務めたりしながら、落語の勉強をしていきます。

独演会などのホール落語では、一番に最初に出て落語を演じているのは、前座さんや二つ目さんです。

師匠の落語とは雲泥の差ですが、いつか真打になるかもしれませんから、温かくも厳しい目で見守りましょう。

独演会などは、アンケート用紙が配られることがありますので、気になる前座さんや二つ目さんがいたら、メッセージを付けてあげるといいかもしれません。

前座のお給料はいくら?

前座さんは高座に上がれても、入場料に前座さんの分は含まれていないので給料はゼロです。

まったくの無収入状態となります。

とはいえ、師匠からお小遣い程度はいただけますが、毎日が厳しい生活です。

アルバイトはできません。アルバイトするくらいなら落語の稽古をしなさいと言われてしまいますし当然ですね。

だから、落語家になるにはある程度、周りの理解がないとなれない職業ですね。

全くの無収入な状態が2年から5年もあるので、ある程度貯えがないとだめかもしれません。

まとめ

落語家さんになるには何年もかかります。

しかし、弟子入りしたら師匠は、自分の芸を惜しみなく弟子たちへ教えます。

落語家は世襲ではありませんが、弟子入りすると親子関係のように、師匠は弟子に対して落語界の礼儀作法を教えます。

さらに、自分が身に着けた芸を弟子に伝えます。

こうした日々の修行を耐え抜くと、やがて二つ目、そして真打になれます。

寄席に出かけたら、是非修行中の前座さんの落語も聞いて下さい。

六代目三遊亭圓楽さん 落語芸術協会入り

六代目三遊亭圓楽師匠が落語芸術協会に加入するというニュースをみました。

これでやっと寄席で圓楽師匠の落語が観られます。

いろいろとありますが、落語家さんは寄席で芸を磨くのが、一番じゃないかと思います。

その上で、ホール落語やテレビラジオへという風にステップアップしていくのがいいと思います。

落語家なのに寄席に出られないのはなぜ

このニュースを聞いて、なにがそんなに話題なのかと思う方に説明します。

寄席とは、新宿にある末廣亭、上野の鈴本演芸場、池袋の池袋演芸場、浅草の浅草演芸場の4箇所を言います。

ここの4箇所に出演するには条件があります。

それは、落語協会もしくは落語芸術協会に所属している落語家さんになります。

そのため、今回ニュースになった圓楽師匠は、どちらの協会にも所属しておらず、円楽一門会に所属している落語家なんです。

ほかにも、立川流といって立川志の輔師匠、立川志らく師匠も寄席に出ることが出来ません。

この4箇所のうち上野の鈴本演芸場は落語協会の落語家だけが出演できます。

寄席に出ることが凄いことなのか

それぞれに考えがあるので一概に言えませんが、芸を磨くならどこでもいいんですよ。

最近では本屋さんやカフェで落語を見ることができるので、観るほうとしては場所はどこでもいいんです。

でも、芸道として落語家を目指すなら寄席という場所は必要だと思います。

見習いから前座、二つ目、そして真打、最後はご臨終。

一つ一つステップアップするシステムになっています。

それぞれに役割があって、そこで学ぶことがたくさんあります。

だから寄席に出ることで役割を覚えることと、高座の回数を増やしながら確実に一人前の落語家になるんです。

落語の世界もサラリーマンの出世と一緒

サラリーマンにたとえるなら、見習いは新入社員、前座は入社2年目から5年目くらい、二つ目は6年目から14,5年、真打は15年以上。

新入社員は、覚えることがたくさんあり、それだけで精一杯な状態。まさに見習いです。

入社2年目から5年目くらいが、だんだんと会社のこと仕事のこと、取引先との関係など周りが見えてくるから、いろいろと気遣いも出来るようになる。

入社6年目から14,5年目は独り立ちして仕事をこなし、時には後輩の面倒をみたり上司との調整やあれこれとこなせるようになります。会社にとって貴重な人材です。落語の世界なら未来の落語会を担う人材が成長する期間ではないでしょか。

入社15年以上ともなれば、もう会社のことはわかりきっている状態と一緒。高座にあがった落語家が、パッと客席を見ただけで、今日のお客さんの状態を見極めて、話を始めるという状態です。

真打は部長で二つ目は課長か係長?

真打となればサラリーマンの世界では部長クラスといえるかも知れません。お弟子さんを持つことが出来るので、自分の組織を自分で作るような構図です。

二つ目さんが係長くらいですかね。長くなると課長に匹敵する経験値が備わって師匠のことは何でも知り尽くしている立場です。

サラリーマンなんら新入社員と部長や課長との間を取り持つ存在ともいえます。

いろいろな立場でいろいろな経験をつむことで落語に面白みが増すのではないでしょうか。

寄席は経験を積む場所

寄席は経験を積むには絶好の場所です。まさに修行の場です。

前座は、自分が出演しなくても寄席に通って仕事をしています。

本日出演する師匠のお世話や、出囃子の太鼓を叩いたり、高座を降りた師匠の帰り支度をしたりします。

もちろん自分も高座に上がりますが、それ以外にたくさんの仕事をします。

これって、師匠の落語を毎日聞くことが出来るし、お客の反応を見ることもできます。

給料がもらえなくても毎日勉強できる場所なんです。

この経験を積みながら二つ目や真打へ昇進していくんです。

前座さんにとっては絶好の場所だと思います。

圓楽師匠が寄席に出るということは、今まで経験してきたことを、寄席で演じてくれるので、前座さんはいい勉強になると思います。

まとめ

落語家さんは寄席に出られるようにして欲しいと思います。

寄席でいろいろな落語を見せてくれることは、見る側だけじゃなく、修行している前座さんにもいい勉強になるし、将来の落語界にとって重要なことだと思います。

大人の事情もあると思いますが、ぜひ前座や二つ目がたくさん勉強できるような環境を作って欲しいと思います。

落語の世界は奥深い

落語を鑑賞していて疑問に思うことがあります。

古典落語に多いんですが、落ち(さげ)が分からない?

えっ!これで終わり?いまの落ち(さげ)の意味が・・・。

演じ終えた落語家さんは手を付いて深々とお辞儀をし、聴衆から拍手を貰って高座をおりていきます。

さらに疑問なのが、周りで拍手している人たちは、いまの落ち(さげ)が分かっているんだろうか。

えーーーこの話わかんないよーー。と言うときがあります。

そういう時は、分からなくてもあとで調べればいいんですよ。通ぶらなくてもいいと思っています。

疑問に思いながら家路についてから調べれば、

「あーーーそういうことかぁ」とか「う~ん、よくわかんない」と言うようになります。

経験上、最初の頃は「よく分からない」と言うのが本当のところですが、いろいろは噺を聞いているうちに、

段々理解できてくるし落語の世界観というと大袈裟かもしれませんが、見えてくるんですよ。

噺家さんはいろいろな役を一人で演じます。一つの噺で10人くらい登場人物がいます。それも子供から老人まで。男性も女性もいる。

すべてを演じているんですが、見ているうちに人物が見えてくるんです。

落語を演じている噺家さんじゃなくて、長屋の大屋さんだったり大工の棟梁だったり芸者さんだったりに見えてくるんです。

もう不思議ですよ。奥が深いなと感じるわけです。

まぁ、そこまで演じることができるのはかなりの芸暦をもった落語家さんです。

わからなくてもいろいろと聞いているうちに面白いことがわかります。

独演会などは前座や二つ目の落語家さんや他の芸人さんなどが出演し、主役の落語家さんが登場して終わります。

これが、「二人会」とか「〇〇落語特選会」など数人の落語家さんが出演する落語会になると、面白さが膨らみます。

先に演じた落語家さんの話に登場した人物が、次の落語の話にちょっとだけ登場させたりと、機転利かせたアドリブなんだとおもいます。

絶妙なタイミングで登場させることで、会場が一気に爆笑します。

高座に上がるのは一人の落語家さんですが、大勢の登場人物が舞台で演じているようで、これほど凄い芸はありません。

仕事にも役立つ落語をぜひ見に行ってください。

落語家さんの収入!食べていける落語家さんは100人?

落語家さんっていったいどのくらいの収入があるのだろうか?

落語だけで生活は成り立つのかと勝手に心配してみました。

食べていける落語家さんはどのくらい?

落語だけで食べていける落語家さんは100人いればいいほうです。

落語家さんは真打になれば一人前とされ、弟子を持つこともできます。

だからと言って、食べていけるとは限らないのが落語の世界。

不景気なると入門者が殺到する落語界ですが、最近は好きな落語を職業にしようと、この世界に飛び込んでくる。

その結果、いま落語家と言われる人数は800人以上に膨れ上がっています。

江戸時代以降、過去最多の人数となっています。

真打昇進制度が崩壊する日がくる?

お弟子さんをたくさん抱えている落語家さんもいれば、お弟子さんは一切取らない落語家さんもいます。

落語界は逆ピラミッドを形成しており、江戸落語と上方落語の両方で約800人いる落語家さん。

江戸落語の真打が全体の64.5%、、二つ目は21.6%と真打の落語家さんが飽和状態です。

定年がある業界ではないため生涯現役です。

落語界の昇進システム

落語家になるには、師匠と呼ばれる落語家に入門します。

入門から真打になるまで13年から15,6年かかります。よほどの事をしでかさなければ、順調に昇進していきます。

これだけ聞くとサラリーマンの世界より、出世が早いんじゃないかと、羨ましく思うかも知れませんね。

サラリーマンの世界でも異例のスピードで出世するように、落語界でも異例の速さで真打に昇進することもあります。

所属している協会と席亭(寄席のオーナー)の信任あると、抜擢人事が行われることがあります。

今若手で注目されている春風亭一之輔さんは7年で真打に昇進した例があります。

入門して順調に真打になったとしても、それだけで食べていくのは難しい世界です。

落語界も高齢化の波

落語界は生涯現役と言われています。

入門して、「前座見習い」を半年から1年ほどやってから「前座」になります。「前座」は3年から5年務めます。

その後「二つ目」が約十年。ここまで順調にくれば「真打」となり、最後は「ご臨終」ということです・

70代でバリバリの現役落語家さんがいるおかげで、50代でも若手と言われてしまいます。

上がつっかえている状態です。

これからどんどん真打の落語家さんが増殖して、職業として成り立たなくなる日が来るかもしれません。

笑点などの番組にレギュラーとして出演できれば収入が安定しますが、メディアで見かけたことがほとんどない落語家さんは一体どうやって収入を得ているでしょうか。

落語家の収入源!寄席とホール落語

落語家さんの主な収入源は、ホール落語と各地での公演になります。

寄席ではないんですね。

寄席も収入源の一つなんですが、寄席に出演できるのは落語協会と落語芸術協会に所属している落語家さんだけなんです。

寄席のギャラの計算方法は単純明快です。

寄席の収入

入場料(木戸銭と言います)×入場者数です。入場料2,000円、入場者数50人とすると、2,000円×50人=¥100,000-。

これを寄席のオーナーと折半します。よってオーナーは50,000円、出演者全員で50,000円となります。

演者が40人とすると、50,000÷40人=1,250円/日となります。実際にはトリを務める主任、キャリアの長い演者、ペーペーと配分があるようです。

そのため、有名な落語家さんでも寄席に出演して日当が1,000円程度ということもあるようです。

これでは食べていけません。

ホール落語や独演会の収入

ホール落語や独演会の収入はどのくらいになるのでしょうか?

(入場料×入場者数)-諸経費=収入となります。

寄席と違い、出演者数は数名となります。

入場料3,000円×入場者数100人=¥300,000-。

ここから諸経費を差し引くと数万円が手元に残る計算です。

ただし、ホール落語や独演会は、ある程度知名度ある落語家さんでなければお客様を呼びこむ

ことができません。

実は収入としてはほとんど当てにならない寄席で名前を売り込んで独演会に来てもらうんです。

ただし、この寄席に出演できずに自分を売り込むことすら出来ない落語家さんもいるのも現実にあります。

営業の収入

地方などの営業で出演する場合は、二つ目で5万円、若手の真打で10万円、ベテランになると20万円以上です。

ちなみに、笑点のメンバーともなると100万円以上になります。

笑点メンバーになれれば、落語家として食べていけるんです。

知名度のない落語家さんはどうしているの?

寄席にも出演できない、もちろん独演会などできることができない若手の真打や二つ目の落語家さんは、あらゆる場所で落語を演じています。

初心者でも楽しめるをキーワードにした「渋谷らくご」や神田神保町の本屋さんの「落語カフェ」、ライブハウスなど様々な場所で落語を演じています。

こうして少しずつ名前を売る活動と芸を磨く活動を地道に行っています。

まとめ

落語家になっても食べていけるのはごくわずか。

ほんの一握りの落語家さんだけが落語で食べていくことができる世界です。

厳しい世界だからこそ、勝ち抜いて生き残った落語家さんは、誰よりも秀でた話芸をお持ちなんだと思います。

こんなに素晴らしい落語をぜひ見に行ってください。

 

落語協会と落語芸術協会って何が違うの?

落語を観るなら東京都内に4か所ある寄席で観ることができます。

多くの落語家さんが365日4か所の寄席に出ています。

でも、すべての落語家さんが寄席に出演できるわけではないのをご存じでしたか。

新宿の末広亭、池袋の池袋演芸場、浅草の浅草演芸ホール、上野の鈴本演芸場の寄席に出演できるのは、落語家さんや講談師さんが組織している落語協会もしくは落語芸術協会に所属していないとだめなんです。

なぜそのようなったのかは大人の事情ということとして、落語界の組織についてお話します。

落語協会と落語芸術協会って何が違うの?

何が違うって言われると、それこそ大人の事情なんでしょう。

落語を観たい人にはあまり関係ないと思います。

落語家さんが所属している組織がいくつもあると思ってください。

いわゆる芸能事務所とはまた別の組織ということです。

ここでは、それぞれの協会の特徴などを紹介していきます。

落語協会は、古典落語に重きをおき継承・研究を、落語芸術協会は、新作落語に重きをおきメディアへも積極的に出演し活動の範囲を広げていました。

ちなみに笑点のメンバーで、落語協会に所属しているの、林家木久扇さん、林家三平さん、林家たい平さん。

落語芸術協会に所属しているのは、三遊亭小遊三さん(副会長)、司会の春風亭昇太(会長)さん。歌丸師匠亡き後、小遊三さんが会長職を代行していましたが、2019年からは昇太さんが会長となります。

桂歌丸師匠は2004年からお亡くなりになるまで落語芸術協会会長を務めておりました。

ここに名前が出てこなかった三遊亭円楽さんと三遊亭好楽さんは、別の団体に所属しています。

落語家さんの組織は5つある?

落語家さんの組織は落語協会と落語芸術協会のほかにあと2つあります。

全部で4つ団体に分かれて活動しています。

決して他団体と仲が悪いということはありません。

・落語芸術協会

・落語協会

・立川流

・円楽一門会

・上方落語協会

寄席に出演できない立川流や円楽一門会はホール落語をメインに活動しています。

ホール落語は、組織に関係なく、落語家さん同士で公演活動を行っています。

落語協会

落語協会は、落語家さんや講談師さんが所属する一般社団法人です。

大正12年(1923年)9月に起きた、関東大震災により東京は壊滅的な状況となった。

それまでは「睦会」やその他の諸派が存在していたが、組織として体をなしえなくなり、東京の落語界が一致団結し、落語協会を設立がはじまり。

いくつもの分裂騒動などを経て今日も活動されています。

こちらは落語協会のHPです。いきなり会長の画像が出てきますが驚かないでください。

スケジュール

現在4つの定席で落語を観ることができます。

奇数月上席(かみせき)1日-10日 – 上野 浅草

奇数月中席(なかせき)11日-20日 – 上野 新宿 池袋

奇数月下席(しもせき)21日-30日 – 上野 浅草 池袋

偶数月上席(かみせき)1日-10日 – 上野 新宿 池袋

偶数月中席(なかせき)11日-20日 – 上野 浅草

偶数月下席(しもせき)21日-30日 – 上野 新宿 池袋

毎日どこかしらの演芸場に協会の落語家さんが出ています。

落語協会所属の落語家さんの人数

落語協会に所属している落語家さんの人数を調べてみました。

・真打 199人(2017年6月1日時点)

・二つ目 64人

他に前座の方が数十名います。落語界の最大派閥と言えます。

落語協会に所属する柳家小三治師匠は落語界で存命しているただ一人に人間国宝です。

落語芸術協会

古典落語の落語協会、新作落語の芸術協会と言われますが、現在は古典・新作の垣根はほとんどありません。

芸協(落語芸術協会)の設立は1930年、法人格は1977年(昭和51年)。

会長は笑点で司会を務められていた「桂 歌丸師匠」、副会長は三遊亭小遊三師匠。

落語協会よりも勢力は弱く、1984年には上野の鈴本演芸場と絶縁したため、落語芸術協会所属の落語家さんは鈴本の高座に上がれないという事情があります。

こちらは落語芸術協会のHPです。見やすいホームページです。

スケジュール

奇数月上席(かみせき)1日-10日 – 新宿・池袋・上野広小路亭

奇数月中席(なかせき)11日-20日 – 浅草・上野広小路亭(15日まで)※二の席

奇数月下席(しもせき)21日-30日 – 新宿 ※新宿のみの興行となる

偶数月上席(かみせき)1日-10日 – 浅草・上野広小路亭

偶数月中席(なかせき)11日-20日 – 新宿・池袋・上野広小路亭(15日まで)

偶数月下席(しもせき)21日-30日 – 浅草 ※浅草のみの興行となる

他に、上席・中席には国立演芸場の定席もあります。浅草・池袋は5日制興行となっています。

落語芸術協会所属の落語家さんの人数

落語芸術協会に所属している落語家さんの人数を調べてみました。

・真打 99人(2017年6月1日)

・二つ目 42人

・前座 25人

所属している落語家さんは落語協会の約半数です。

まとめ

どちらも落語家さんが所属している組織です。それぞれに考え方があるのでしょうが、見る側からしたら、所属している組織は関係なく、楽しい高座を観ることができればいいと思います。

最近、組織や流派を超えて落語に関する様々なイベントを開催する落語家さんが増えてきています。

東京では4つの大きな寄席以外に、毎週末と言っていいほどホールなどで落語を観ることができます。

ぜひ、落語を観に出かけてみて下さい。

手拭い!落語家さんの必需品を調べてみました!

落語家さんが高座に上がるときの小道具に手拭いと扇子があります。

話の中で使われますが、手拭いは小道具だけじゃない役割もあるんです。

手拭いの大事な役割や小道具としての使われ方を紹介します。

手拭いが落語家さんの名刺?

名刺と言えば、皆さんは手のひらサイズの紙の名刺を想像されるはずです。

ところが、手拭いが名刺なるとうのが落語家さん。

高座で手拭いは、小道具として紙入れや財布などとして使われるます。

また、汗を拭くときもこの手拭いが使われます。

小道具でありながら実用品として使われます。

扇子と違い落語家さんオリジナルの手拭いを作っていることもあるので、様々なデザインの手拭いがあります。

真打にに昇進すると、関係者へ挨拶周りをするときに、手拭いを配るそうです。

まさに名刺代わりになるのが手拭いなんです。

好きな落語家さんのオリジナル手拭いなら、ファンの方は欲しくなりますよね。

落語家さんの手拭いを入手する方法は?

寄席や独演会の公演会場などで、手拭いを販売している場合があります。

ときには、先着順で配ったりする気前がいいと感じられる落語家さんもいるようです。

一度もそんな場面に出くわしたことがありません。

たくさん集めて自分だけのコレクションにするといいですね。

落語ブームと言われても、それほどのブームではないので、友人知人に自慢なんてしても理解してくれる人は少数派だと思います。

自分だけで楽しんでください。家族すら理解してくれないと思います。

ただし入手できるものならぜひ購入して下さい。

手拭い うんちく

業界用語で手拭いは「曼荼羅」といいます。

ちなみに扇子は「かぜ」といい、羽織は「だるま」といいます。

なんでこのように言うのかというと、落語の原型が仏教の影響を受けているからのようです。

そもそも落語はおおもとを辿ると、お坊さんが説教を聞いてもらうために、堅苦しい話だと誰もきかないので、面白おかしく話を作って聞かせてから説教をしたのが、だんだん面白おかしい部分だけを反すようになったのが起源だと言われています。

 

 

扇子!落語家さんの必需品を調べてみました!

落語家さんに必須のアイテムといえば、扇子に手ぬぐいです。

今回は扇子について調べてみました。

落語家さんは、扇子でいろいろなものを表現しますよね。

代表的なのは「キセル」っていう、たばこを吸うときに使います。小さい頃にみたときは、いったい何をしているんだろうと思いましたが、小学生の頃にみた時代劇でキセルでたばこを吸うシーンをみて理解しました。

様々な場面で使われる扇子について興味があればお読みください。

落語家さんが使う扇子は特別なものなの?

以前より、扇子を使う大人が増えてきました。小さなものや女性向けのきれいなデザインのものなどたくさんありますが、落語家さんが使う扇子は一般の方が使う扇子と何か違いがあるのでしょうか。

落語家さんが使う扇子は「高座扇子」!

落語家さんが使う扇子は、高座扇子と呼ぶらしく、一般の扇子よりも大きいサイズのものになります。

「大きさは7.5寸」です。

と言ってもわかりずらいですよね。

約22cmで普通の扇子よりもちょっとだけ大きなサイズです。

女性用が6寸(約18cm)か6.5寸(約19.5cm)で、男性用が7寸(約21cm)になります。

一般的な扇子と違い色や柄はありません。

落語の話の中で使われる小道具的な存在ですので、色や柄は付いていません。

落語での扇子の使い方

落語家さんが高座で扇子を使うときは、食べる仕草・煙草を吸う仕草・戸を叩くときの効果音などで活躍します。

おそばを食べるシーンなど上手な落語家さんになると、ほんとうにおそばを食べているように見えるから不思議です。

ただ、キセルにみたてて煙草を吸うシーンは、なんとなく雰囲気は伝わってきますが、実際にキセルで煙草を吸っている人を見たことがないので実感がわいてきません。

時代劇をみると、「あ~こういう風にたばこを吸うのか」ということがわかります。

戸を叩くときは、トントンと片手で戸を叩くようにして片手で扇子を床に叩いて音を出します。

そして、もう一つ大事な役目があるんです。

扇子は高座と客席を区切る?

落語家さんが高座に上がって、座布団に座ってから客席に向かってお辞儀をします。

このとき、扇子を座布団の前においてからお辞儀をします。

高座と客席を区切ります。

お客様側の世界と芸の世界を区切るんです。

落語界のしきたりなんだそうです。

芸の世界と区切ることでプロとして話芸をみせお金をいただくと言うことなんでしょうか。

高座に上がって、客席に向かってお辞儀をすると、こちらも「いよいよ始まるぞ、今日はどんな話なんだろう」と気分が高ぶります。

扇子は大事な小道具でもあり、区切りをつける大事な道具でもあるんですね。

落語家さんは扇子を何本持っているのか

扇子を小道具として使っていますが、いったい何本ぐらいストックしておくものなのか。

疑問に思ったので調べてみたんですが、これが分からないんです。

日常で使う扇子なら数本お持ちなんでしょうが、小道具の扇子はどうなのか。

以前、落語家さんがテレビ出演される前の楽屋を撮影した映像をみたことがありますが、着物や手拭はあったのですが、扇子はみえませんでした。

ある意味消耗品なのでしょうか。ここからは推測ですが、お弟子さんが用意した扇子をもって高座にあがり、演目が終わったらお弟子さんが片付ける。

これと言ったこだわりがなければそれもでいいような気もします。

また分かったら追記します。

 

落語を観賞する前に知っておくといい3つのこと!大事ですよ

落語を観賞する前に知っておくべきことは3つあります。

1:楽しむこと

2:面白いと思ったときは笑うこと

3:年配のお客様もいらっしゃるので気遣ってあげること

これでいいと思っています。

落語を知っている通のかたからしたらお叱りを受けるかもしれませんが、高座で演じている落語家さんの噺を楽しみましょう。

落語を楽しむ

難しいことは考えずに、気軽に落語を楽しんでください。

テレビに出ていて気になった落語家さんがいたら、ぜひ寄席やホールでの落語を観賞に出掛けましょう。

寄席はいろいろな芸人さんも出ているし、ちょっとどうしようかと迷っているなら、ホールで独演会などをしているので、そちらに言ってみてください。

自分は、最初に鈴本演芸場に行ったんですけど、お目当ては三遊亭円歌さんでした。当時は足を怪我されていたようでお弟子さんの肩を借りて高座に上がりました。

落語は軽快なほどテンポもよく、年齢を感じさせない素晴らしい話芸を見ることができました。

同じ舞台で、三遊亭歌武蔵さんた三遊亭歌之介さんの演目も見ることができました。

ただ、持ち時間が決まっていて短いんです。もっと見たいよーって思っても大体15分で終わります。

それからは、ホールでやっている独演会や二人会とか三人会に行っています。

一人で少なくとも30分くらい落語を見せてくれるので、十分に楽しめます。

好きな落語家さんの公演に行くのは本当に楽しいですよ。

面白いと思ったときは笑うこと

面白いと思ったら笑ってください。声を出して笑うと楽しいですよ。

落語にはいろいろな話があります。

人情話、滑稽話、怪談話などありますが、どれもこれも要所に笑いのエッセンスが詰まっています。

間抜けな長屋の熊さんも、大工の棟梁も、みな個性豊かで楽しい人ばかりです。

怪談話にも怖いだけじゃなく、どこかにユーモアがあります。

どんな話でも面白かったら笑って良いんです。

落語は正座をして、背筋を伸ばして聞くものではありません。

それに、そんなふうに聞かれている落語家さんもやりにくいんじゃないかと思うんですよ。

笑いが取れない落語なんて、絶対嫌です。

年配のお客様もいらっしゃるので気遣ってあげること

落語観賞には若い方よりも年配の方が大勢いらっしゃいます。

大きなお世話かもしれませんが、気遣いを忘れないようにしましょうよ。

トイレや売店などでは、できるだけ譲り合いましょう。

我先にと言う方がいますが、周りが見えていないと、落語の話もよく見えませんよ。

落語の世界の住人は意外とみんなおせっかいと言うか親切と言うか心の暖かい人が大勢います。

落語を観賞していると、どことなく自分も長屋の住人になったように思えるときがあります。

落語の世界だけじゃなく現実の世界でも同じように周囲に気遣って上げられるようになって欲しいなーーって思います。

まとめ

落語は難しいことを考えずに見るのが一番です。

寄席はほぼ365日連日上演しています。ホールの公演はチケットぴあとなどで販売しています。

人気の落語家さんは発売と同時に即完売になることもあります。

とにかく落語を見に出掛けて大いに楽しみましょう!

 

初めてでも安心!落語のあれこれ

落語に興味があるなら、是非一度観に行きましょう!

なんとなく程度でもいいんです、ちょっと落語や噺家さんに興味があるなら、ぜひ観に行ってください。

「レンタルのDVDで観られるからいいかな。」なんて言わずに。

生で落語を観た途端に、落語の世界観に酔いしれます。

そして、また観たいという思いに駆られるんです。たった一人で演じている落語という独特な芸はなかなかありません。

と、ここまで落語を観にいきましょうというだけでは無責任ですので、どこへ行けば観られるのか。

自分の経験に基づいてお伝えいたします。

・どこでみられるの?
・チケットはどこで買うの?
・料金は?
・一人でも大丈夫?
・公演時間は?

などなど、いつくか疑問が湧いてくると思います。

・落語はどこでみられるの?

落語をみるには「寄席」というところへいきます。

歌舞伎で言うなら東銀座にある「歌舞伎座」、野球なら東京ドームとか甲子園球場などの野球場というとわかりますかね?

では、その寄席はどこにあるのかと言うと、首都圏では新宿三丁目に「末広亭」、上野の「鈴本」、池袋の「池袋演芸場」、浅草の「浅草演芸ホール」、横浜の「にぎわい座」などになります。

ほぼ、連日様々な芸人さんが舞台ですばらしい芸を見せてくれます。とにかく一度は行ってみて欲しいと思います。

個人的に、上野の「鈴本演芸場」は初めて行った演芸場ということもあり気に入っています。

トイレも綺麗で清潔でした。公演の帰りにトイレによって用を足して出たところへ、ついさっきトリで落語をしていた噺家さんが、私服姿ですーーっつと目の前を通っていきました。

一般客が出入りしている入り口から帰られて行きました。なんともいえない距離感がたまりませんでした。

各劇場や落語協会もしくは落語芸術協会のホームページに、公演の日程と出演予定の噺家さんが掲載されていますので確認してからお出かけください。

でも、寄席に行けない方や、見たい聞きたい噺家さんが出演していないときもあります。

また、寄席は落語だけではなく、漫才あり奇術ありのなんでもありです。

有名な漫才師でいうと「ナイツ」「すず風にゃんこ・金魚」「Wモアモア」など。あれ?ナイツ以外はご存知ありませんか?

正直、退屈な時間帯もありますが段々と話芸に秀でた方が出演されるので最後は笑顔で帰ることができます。

ただ、初めてなら寄席にいくよりも、まずは有名な落語家さんの独演会や落語家さんが2,3名で公演する落語に出掛けてみてはどうでしょう。

お近くの会館やちょっと大きめのホールなどは意外と定期的に落語をやってますよ。

寄席だと持ち時間があって古典落語や新作落語をやるには時間がたりませんので、短い話で終わってしまいます。

もちろんそれも大いに笑える話ですが、落語をじっくりと聴いてみたいけど初めてだからどうしていいか分からない方は、最初は寄席よりも単独開催している公演に行って見てください。

30分くらいの落語もあっという間に終わってしまいます。

もう、落語って素晴らしい!って思えます。

古典落語だと分かりにくいところもあります。落ち(さげ)も解説を聞いて改めて納得したり笑えたりします。

でも、最初はいいんですよ。分からなくたって。それよりも落語は楽しいな的な気分で見るのが面白いんですよ。

落ち(さげ)なんてあとで本を見たり、ネットで探せば丁寧に解説してくれているブログなどがありますので。

チケットはどこで買うのか?

チケットは、当日各演芸場で購入してください。チケットぴあなどでは独演会など演芸場以外の公演を扱っています。

ただ、1年のうちで数回程度、特別公演があり、このときは前売りで販売していることもありますので、各劇場のホームページで確認してみてください。

テレビやラジオで活躍されている噺家さんの公演は人気が高く、寄席にもでていますが、結構混み合います。

人気の噺家さんを観たいなら、寄席以外の公演に行かれることをお勧めします。

特に、初めての方には観たいと思う噺家さんの公演を観た方がいいです。

料金はどのくらいなのか

首都圏にある寄席は、当日券で2,800円から3,000円程度です。寄席は連日公演をしており、昼の部と夜の部と2部構成となっています。途中入場も途中退席もできます。

特別公演のときは3,000円から3,500円程度です。

途中から入場するときは、1人の演者さんが終わった後に入られるといいでしょう。たいてい持ち時間が15分程度なので、次の演者さんに変わるタイミングで座席に座りましょう。

一人でも大丈夫でしょうか

もちろんお一人様でも団体様でも大丈夫です。決して怪しいものではありません。

入り口で入場券を購入して演芸場へ入ると驚くかもしれません。どこか懐かしい雰囲気の落ち着いた世界があるんです。

10代20代の若い方がほとんどいないので落ち着いた感じです。入ってみるとわかりますが、結構お一人様もいらっしゃいます。

大いに楽しんでいただけます。

公演時間はどのくらい?

寄席での公演時間は昼の部と夜の部とあります。

昼の部は12:00から16:30くらいまで。

夜の部は17:00から21:30くらいまでとなっております。

公演内容によって違いはありますが、おおよそこのくらいの公演時間です。

他の劇場やホールなどでは、2時間から2時間30分くらいになります。

寄席以外は、独演会だったり2,3名で行ったりするので、それにより時間が異なります。

まとめ

いかがでしたか?

少しでも落語に興味がありましたら、落語を観に出掛けてみてください。

どんどん、落語の世界にはまりだしますよ。

いま女性にも人気の落語は、本屋さんやカフェなどでも気軽に観ることができるようになってきました。

ぜひ、落語を楽しみましょう!