手拭い!落語家さんの必需品を調べてみました!

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落語家さんが高座に上がるとき、手元にあるのは扇子と手拭いの2つだけです。たったこれだけの小道具で、そばの丼になったり、財布になったり、煙管になったりする。それが落語の「見立て」という芸の面白さです。

でも、手拭いの役割はそれだけではありません。落語家さんにとって手拭いは、小道具であり、実用品であり、さらには「名刺代わり」にもなるものなのです。

この記事でわかること

  1. 手拭いの3つの役割
  2. 手拭いが落語家さんの名刺になるわけ
  3. 落語家さんの手拭いを入手する方法
  4. 手拭いにまつわる業界用語とうんちく

手拭いの3つの役割

落語家さんにとっての手拭いは、大きく3つの使われ方があります。

落語家さんの手拭い 3つの役割

  • ① 小道具:噺の中で財布・紙入れ・本・風呂敷など様々なものに見立てる
  • ② 実用品:高座で汗をぬぐうのに使う
  • ③ 名刺代わり:真打昇進の挨拶まわりで関係者に配る

扇子も同じように小道具として使われますが、扇子と違って手拭いは落語家さんのオリジナルデザインで作ることができます。柄や色も千差万別で、その落語家さんの個性が表れるアイテムです。

手拭いが落語家さんの名刺になるわけ

名刺といえば、手のひらサイズの紙を想像しますよね。ところが落語家さんの名刺は手拭いなのです。

真打に昇進すると、関係者へ挨拶まわりをします。そのときに配るのが自分のオリジナル手拭いです。「これからお世話になります」という気持ちを、自分のデザインが入った手拭いに込めて渡すわけです。まさに名刺代わりです。

好きな落語家さんのオリジナル手拭いなら、ファンとしては欲しくなりますよね。

落語家さんの手拭いを入手する方法

寄席や独演会などの公演会場で販売していることがあります。ときには先着順で無料配布してくれる気前のいい落語家さんもいるようです。もっとも、そんな場面にはなかなか出くわせないのですが。

手拭いを入手できる主な場所

  • 寄席・演芸場のロビーや売店
  • 独演会・落語会の会場
  • 落語家さんの公式サイトやSNSでの通販
  • 真打披露興行での配布(運がよければ)

集めだすとコレクションになります。ただし、落語の手拭いコレクションは友人知人に自慢してもなかなか理解してもらえないと思います。家族すら首をかしげるかもしれません。でも、それでいいのです。自分だけの楽しみとして大切にしてください。

手に入る機会があればぜひ購入してみてください。

手拭いにまつわる業界用語とうんちく

落語の世界には独自の業界用語があります。手拭いもそのひとつです。

落語家さんの業界用語

  • 手拭い → 曼荼羅(まんだら)
  • 扇子  → かぜ
  • 羽織  → だるま

なぜこのような独特の言葉を使うのかというと、落語の原型が仏教の影響を受けているからだと言われています。

そもそも落語のルーツをたどると、お坊さんが説教を聞いてもらうために、堅苦しい話だと誰も聴かないので、面白おかしい話を先に語って聴衆の心をつかんでから説教をしたのが始まりだという説があります。だんだんとその面白おかしい部分だけが残っていったのが、現在の落語の原型とも言われています。

手拭いを「曼荼羅」と呼ぶのも、そういった仏教とのつながりが背景にあるのかもしれません。

寄席で高座を観るとき、落語家さんが手拭いをさりげなく使うシーンに注目してみてください。何に見立てているのかを考えながら観ると、また違った楽しみ方ができます。

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