落語家さんが高座に上がるときの小道具に手拭いと扇子があります。
話の中で使われますが、手拭いは小道具だけじゃない役割もあるんです。
手拭いの大事な役割や小道具としての使われ方を紹介します。
目次
手拭いが落語家さんの名刺?
名刺と言えば、皆さんは手のひらサイズの紙の名刺を想像されるはずです。
ところが、手拭いが名刺なるとうのが落語家さん。
高座で手拭いは、小道具として紙入れや財布などとして使われるます。
また、汗を拭くときもこの手拭いが使われます。
小道具でありながら実用品として使われます。
扇子と違い落語家さんオリジナルの手拭いを作っていることもあるので、様々なデザインの手拭いがあります。
真打にに昇進すると、関係者へ挨拶周りをするときに、手拭いを配るそうです。
まさに名刺代わりになるのが手拭いなんです。
好きな落語家さんのオリジナル手拭いなら、ファンの方は欲しくなりますよね。
落語家さんの手拭いを入手する方法は?
寄席や独演会の公演会場などで、手拭いを販売している場合があります。
ときには、先着順で配ったりする気前がいいと感じられる落語家さんもいるようです。
一度もそんな場面に出くわしたことがありません。
たくさん集めて自分だけのコレクションにするといいですね。
落語ブームと言われても、それほどのブームではないので、友人知人に自慢なんてしても理解してくれる人は少数派だと思います。
自分だけで楽しんでください。家族すら理解してくれないと思います。
ただし入手できるものならぜひ購入して下さい。
手拭い うんちく
業界用語で手拭いは「曼荼羅」といいます。
ちなみに扇子は「かぜ」といい、羽織は「だるま」といいます。
なんでこのように言うのかというと、落語の原型が仏教の影響を受けているからのようです。
そもそも落語はおおもとを辿ると、お坊さんが説教を聞いてもらうために、堅苦しい話だと誰もきかないので、面白おかしく話を作って聞かせてから説教をしたのが、だんだん面白おかしい部分だけを反すようになったのが起源だと言われています。
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